2017年06月11日
家庭用太陽光発電システムは一般には規模が大きいほどおトクです。
イニシャルコストは余分にかかりますが、発電量が多いので余剰電力が発生しやすいからです。
そして、余剰電力は電力会社が高い単価で買い取ってくれるので、イニシャルコストの回収が早くなります。
前回、紹介させていただいた1.11kWシステムの収支はどうでしょうか。
シャープの2.5kWパワコンです。
少ないモジュール直列数でも対応できる昇圧機能内蔵です。
モニターです。これで発電量を確認します。
右側についているのが停電時には電源となるコンセントです。
あらかじめ工事契約前に何年位でイニシャルコストを回収できそうかお客様には試算させていただきました。
試算にあたっては余剰電力は無く、売電は「ゼロ」としました。つまり、一番の悪条件です。
それで試算すると14年弱で回収できることになりました。
知識のある方は「売電ゼロの割には回収が早い?」と感じると思います。
実はこのお客様はオール電化住宅でした。
オール電化は昼間の電気料金単価が高いので、この時間帯に電力会社から電気を買わなくなるだけでそれなりにメリットがあります。
そして、発電しない夜間の時間帯は安い単価で電力会社から電気を買うというわけです。
実際に3ヶ月経ってあらためて検証しました。
売電についてはお客様の外出中は余剰電力が発生してます。また、予想発電量よりも30%も多く発電しています。
これなら回収はもっと早くなりそうですね。
今日は説明ばかりで文字が多くて申し訳ありません。
うまく伝わったかちょっと心配です。ありがとうございました!